海外SEO

世界に飛躍したインバウンド関連の日本語キーワード5選と今後の需要トレンドを予測する


訪日外国人や外国人留学生と話していると、意外な日本語が海外で普及していることを教えてくれます。寿司(sushi)やカラオケ(karaoke)だけでなく、インバウンド集客につながる日本語で検索している人たちは、世界でどれくらいの規模で存在するのでしょうか。本記事では、5ワードを選択し、自社サイトにおけるインバウンドのSEO対策として参考になればと思います。

1. 温泉 / ONSEN

温泉(ONSEN)の検索ボリュームの推移
onsenの検索回数 (出所:グーグルドットコムと検索パートナー調べ)
74,000回 / 月間平均検索回数 (調査期間:2016年1月〜12月)

温泉は英語で「Hot Spring」ですが、日本語のまま「ONSEN」として検索している人は毎月、74,000回もあるのです。仮に74,000人とした場合、日本最大規模の観客収容能力を誇る日産スタジアムを超満員にしても、まだ2,000人溢れてしまうイメージです。毎月欠かさず動員している商品力があります。onsenとセットで箱根(hakone)の知名度も上がっています。

2. 旅館 / RYOKAN

旅館(RYOKAN)の検索ボリュームの推移
ryokan の検索回数 (出所:グーグルドットコムと検索パートナー調べ)
40,500回 / 月間平均検索回数 (調査期間:2016年1月〜12月)

旅館は、海外にはない宿泊施設です。そのため、旅館に興味を示している外国人は、訪日する可能性の高い見込み客と言えるでしょう。40,000人は、東京ドームの野球席(46,000席)を90%近く埋めるイメージです。

3. カプセルホテル / capsule hotel

33,100回 / 月間平均検索回数 (調査期間:2016年1月〜12月)
カプセルホテル(capsule hotel)の検索ボリュームの推移
capsule hotel の検索回数 (出所:グーグルドットコムと検索パートナー調べ)
[colwrap] [col2][/col2] [col2]海外では「Pod Hotel」とも呼ばれますが、SNSでカプセルに入っていることをアピールする訪日外国人も増えています。写真はインスタグラムでハッシュタグを「#capsulehotel 」で投稿している外国人です。なお、日本発祥のカプセルホテルは海外でも普及し始めているため、海外での利用も増えています。

旅館に宿泊するほど予算がないバジェット型の訪日外国人には、お手軽に日本を体験できる施設です。[/col2] [/colwrap]

世界での温泉、旅館、カプセルホテルの検索ボリュームの比較

世界での温泉、旅館、カプセルホテルの検索ボリュームの比較
onsen、ryokan、capsule hotel の検索ボリューム(出所:グーグルトレンド)

上の図では、グーグルにおける温泉、旅館、カプセルホテルの検索ボリュームの過去10年間のトレンドを追いかけ、比較しました。2011年3月11日の震災で大きく落ち込んでいることがわかりますが、それは検索しているこれらの人たちが日本を観光地として検討している裏付けでもあります。それから徐々に回復し、特に温泉が顕著に伸びていることがわかります。

日本に限定した温泉、旅館、カプセルホテルの検索ボリュームの比較

日本に限定した温泉、旅館、カプセルホテルの検索ボリュームの比較
温泉、旅館、カプセルホテルの検索ボリューム(出所:グーグルトレンド)

世界版と比較すると、同じ商品でも対象が変わるだけで、今後の事業展開の見通しが逆転してしまう一例ではないでしょうか。

4. 畳 / tatami

畳(tatami)の検索ボリュームの推移
tatami の検索回数 (出所:グーグルドットコムと検索パートナー調べ)
135,000回 / 月間平均検索回数 (調査期間:2016年1月〜12月)

西洋化する国内では、和室の需要は減っていますが、畳を海外輸出して成長している日本企業も存在します。和室、畳、布団は外国人がリアル・ジャパンを体験できる空間です。

5. 神戸牛 / kobe beef

神戸牛(kobe beef)の検索ボリュームの推移
kobe beef の検索回数 (出所:グーグルドットコムと検索パートナー調べ)
165,000回 / 月間平均検索回数 (調査期間:2016年1月〜12月)

日本食は、寿司やすき焼きの英語化をはじめ、挙げ始めたらキリがないので1つだけのご紹介です。ここでは欧米で人気の神戸牛に登場してもらいました。実際、スペイン人が来日した時、どこで食べれるのか?と聞かれたことから調査しました。徐々に増え始めている欧米人の観光客を受け入れる際のヒントになればと思います。

まとめ

現在どれくらい探している人がいるのか調べることは、相手を知るために必要不可欠な作業です。ここでは、特にインバウンド関連の事業主様にとって、国内でビジネスをしていると見落としがちな、外国人目線でキーワードを厳選しました。これらのキーワードは、まだ出会ったこともない外国人とインバウンドの事業主様を結びつける最初の接点となるかもしれません。英単語で探している世界のエンドユーザーに対して、自社のビジネスは取りこぼしをしていないか再検討するきっかけになればと思います。


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